ネットで工場用の危険予知トレーニングのイラストを探してみた、について話をしています。今回はその2、です。以下の動画でその詳細を説明しています。
目次
動画の内容
今回は、ネットで工場用の危険予知トレーニングのイラストを探してみた、のその2ということでお話をします。
今回は、探し出してきたけれど使えないKYTイラストのお話です。
業界が違うとKYTイラストは使えない
まず、私の場合、勤務先は製造業だったわけですが、それ故、それ以外の業界用に作成されたKYTイラストがネット上にあったとしても、自分の会社では、まず、使えない、というのが印象です。
理由は、業界が違うので、自分たちが、絶対しないような作業をイラストで表現しているからです。
ネット上には、建築業のものなどはかなりリアルに描いてあるものが見受けられるのですが、残念ながら、職場で使う、のはかなり無理があります。
例えば、ショベルカーを使うなんてことは絶対ないからです。
イラストのタッチも重要な要素
こうものは、大抵、作業状況があまり書き込んでありませんので、そういう点でも使えないです。
私の感覚では、職場で危険予知訓練の題材としてこの手のマンガチックなイラストを出すことはできないです。
「なんだ、このふざけたようなマンガは?」とクレームがつくことは間違いないです。
厚労省公表のイラストは使えない
こちらはKYTイラストではなく、各業界から報告された過去の災害の説明としてイラストが掲載されているのです。
数量もたくさんあって、最初はいいなあと思ったのですが、このイラストの最大の問題は、災害が発生した後の状況を表現していて、KYTイラストとしては使えないことです。
私たちとしては、これからどんな災害が起こるのかを予想するわけですから、災害が起こった後のものではあまり意味がないわけです。
ネット上のKYTイラストはたいてい使えない
今回は、ネットで工場用の危険予知トレーニングのイラストを探してみた、のその2ということについてお話してみました。
救急のKYTシートは、製造業の人には使うことができません。