今回は、会社の中に設置される、安全専門の部門、安全部の取り組み、についてお話をします。
目次
会社に安全専門部門が設置されている
ある程度、規模の大きな会社になると、会社の中に安全活動が専門という部署を置いて活動を行います。
会社の所属人数が多いので、それぐらいやらないと、とても対応ができないからです。
規模が小さい会社の場合では、十分な人員をさけないと思いますので、安全活動はだれかの兼務、ということになると思います。
安全部は危険な作業はほとんど行わない事務系の会社では設置されてないかもしれません。
さらに、工場の中にも安全専門部門がある
さて、私の所属していた会社にも安全専門の部署がありました。
私が勤務していたのは、その会社の一つの工場で、1000人規模のところでしたが、そこにも安全の支部署があり、4人ほどが安全専門で従事していました。
安全部というと、会社の行っている事業とは関係のないような仕事をやらされている部門で、いわば、非主流部門のような気がして、「そんな部門には配置されたくないなあ」というような、正直なところ違和感がありました。
しかし、会社を離れた今では、そういった安全部門は、会社の事業と関係がないことなどなく、事業を円滑に進めるための重要な部署と考えられるようになりました。
多くの安全業務をこなさないといけない
この安全環境部の人たちが行っていた業務ですが、極めて多岐に渡ります。
ちょっと書いてみると、
・災害発生時の関連部署との対応や指示・対策実行 の確認。
・定例の安全説明会の開催・運営。
・ヒヤリハットなどの安全活動の推進。
・場内のすべての課に対する安全運営の管理・指導。
・ISO14001の認証業務。
・行政届出などの対外対応。
・外部からの問い合わせ対応。
など、さまざまです。
特に、工場内で、突発的な労働災害が発生すると、迅速に対応する必要があるので、安全部の人たちは気が気じゃなかったのではと思います。
会社にとって重要な安全部門
工場場内の多くの課の人々に対して、安全に関する指導、監督をする立場ですので、その指導をうける側としては、安全部というのは、いやがられる部でもありました。決して、そんな態度は見せられませんでしたが。
このような安全部がないと、安全対策について無管理状態になってしまい、最悪、労働災害が頻発するような会社になってしまいますので、かなり重要な位置づけなのです。
今回は、会社の安全部の取り組み、についてお話してみました。