今回は、安全活動と本業とのせめぎあい、についてお話をします。
目次
あなたは、安全衛生活動の専業ではない、他に、主要テーマを抱えているというケースもある
KYTイラストの準備に苦しんでいるあなたは、会社の安全の専門の部署に所属しているわけではなく、そうではない安全部以外の、別の課の中の安全担当であるという人も多いと思います。
つまり、あなたの所属している各課、各グループのメンバーに対して安全活動を推進するというような状況です。
建前上、課長、グループ長が、安全も含めてグループの一切の責任を負いますが、彼らは事実上、実務を担当することはムリなので、実務としては部下を安全担当者を任命して、安全活動を任せているはずです。
報われない、あなたの安全衛生活動。どんなにがんばっても評価されることはない
さて、会社の安全の専門の部署の人であれば100%安全のことに取り組めるので、十分に自分の時間を安全衛生活動に配分できます。
しかし、あなたが安全の専門部署以外の課の方の場合、メインの別のテーマを持っていますので、安全に関する活動は、別の、あまり関係のないという扱いなのかもしれません。
しかも、こんなことは言えませんが、安全活動は自分のメインのテーマではないので安全活動をどんなに一生懸命がんばったところで、評価されないことになります。
工数0.1を超える、あなたの安全衛生活動
そんな安全担当者にとって、安全活動はメインテーマではないわけですから、その割り当てられている工数は、大抵0.1とか、少ないはずです。
しかし、実際は、かなりの手間がかかるので、わずらわしいという状況になってきます。
担当が、安全衛生活動だけではなく、環境活動や、職場運営(職場懇談会など)のとりまとめも、合わやらされるというケースも多いはずで、そうなると実際の工数はかなりかかってきます。
主要テーマでないのに、時間が奪われるという葛藤
安全は最も気を付けるべきことに位置付けられておりますが、上記のような、安全の専門の部以外のグループの安全担当者は、きっと、
「自分のメインのテーマじゃないのに 工数がとられてしまっている」
そんな葛藤の中で、業務をしているのだろうなあ、といつも、思っています。
今回は、安全活動と本業とのせめぎあい、についてお話してみました。