よくある危険な箇所ということで、回転体のついた装置について解説しています。これもKYTイラストでありがちな題材です。以下の動画でその詳細を説明しています。
目次
動画の内容
今回は、よくある危険な箇所ということで、回転体のついた装置、の話です。
回転体装置は労働災害が頻発する
製造現場にある多くの機械には、回転体がついているものが多くあります。回転部は労働災害を招きやすく、注意が必要です。
大抵はその回転部は触れられないようにカバーしてあるのではと思います。
その回転部にカバーがされていればいいのですが、その必要性から、動かした状態で、回転部分をむき出しにしなくてはならないような装置もあります。
たとえば、ロールコンベア、攪拌装置などいろいろあります。
回転体装置は、停止してから作業する
先日テレビ番組をみていてあぶないなあと思ったのが、製麺会社の作業で、小麦粉を攪拌装置でかき混ぜ、こねるのですが、攪拌子がむき出しになっていて、回転させたまま、材料を投入していました。
安全には気を付けているのでしょうが、うかつに手を入れたら、機械に手を持っていかれて大惨事というような状況です。
この回転体に巻き込まれると、大変な労働災害になってしまいます。
以前の勤務先では、この回転体が気をつけるべき最重要項目の一つになっていて、スローガンの一つにもなっていました。
そして、回転体に近づくような作業を行わなければならない場合、
「必ず、停止してから作業せよ」
という指示が出ていました。
あまり言えませんが、会社では過去に回転体による、大変な労働災害が起こっていたからです。
回転体露出部は、カバーして安全対策する
回転体は、工場内を見回してみるといろんなところにあって、職場をよく調査してみると、露出の必要がないのに、安全性が考慮されておらず、カバーがされていないところが結構あったりします。
古い機械などでは、カバーすべき回転部がむき出しのままであったりします。エアコンプレッサーのベルト駆動部分、評価装置の回転機構の駆動部分、などなど、です。
皆さんの職場について、回転体がむき出しになっていないか、あるいは、点検時などの非定常の場合に回転体がむき出しになることはないかと、定期的に確認するようなことを行うことをおすすめします。
今回は、よくある危険な箇所ということで、回転体、ということについてお話してみました。