今回は、危険な作業ということでトラック荷台でのホロかけ作業についてお話をします。
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トラックの荷台の荷物にのぼって、ホロをかける作業が高所なので危ない
自分が勤務していた工場では、製品を工場外に運搬するための業者さんのトラックに、製品をフォークリフトで積み込んだ後、運搬業者さんが自分で、トラックの荷台の荷物にホロかけをする作業をいつもしていました。
使用するトラックは何らかの都合で、屋根のついたウイングタイプでない場合も多く、そのままでは製品がむき出しの状態なので、雨などから守るためにホロをかけるのです。
トラックの荷台はただでさえ、地上から1メートルぐらいの高い位置にありますが、製品を積んだあとはずっと高い状態になります。高さが3,4メートルにはなるでしょうか。
その製品の上に上って、ホロをかけなければならないのですが、この作業の際に落ちてケガをする人が結構いました。
実は死亡に至るような事故もありました。
外部業者に対しても安全対策を講じていた
トラックの運転手さんは、業者さんであり、自社の社員ではないのですが、場内で労働災害を起こしてもらっては困るので、この業者さんに対しても、安全に作業をできるような配慮をしていたのです。
ヘルメット着装は以前より義務づけられていました。
さらに、新たに行われた対策は、作業者に会社側で準備した、安全帯、ハーネスをつけてもらい、この安全帯をワイヤーで吊り下げるためのタワーを設置し、万が一落ちても衝撃が和らぐようにすることでした。
また、さらに、荷台の周りの地面に落ちても大丈夫なようにマットを敷くようにすることも取り決められました。
会社は、さすがに、業者さんの安全のことまで知らないよ、というわけにはいかなかったのでしょう。
外部の業者さんといえども、ちゃんと対策をし、配慮していました。
今回は、危険な作業ということでトラック荷台でのホロかけ作業、についてお話してみました。