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ここに書いてあること
改善活動として知られる5S活動は日本だけのものと思われかちですが、海外では、どのように行われているのでしょうか?海外での5S活動について記事にしています。
5Sを英語でなんと言うか?
整理、整頓、清潔、清掃、躾の5Sは日本語の頭文字をアルファベットのSに置き換えたものですが、海外では、どのように取り扱われているのでしょう?
5S活動は、日本発祥のものですが、海外でも取り入れられる場合があります。日本企業が海外進出した場合、多少のアレンジはあるにせよ、日本でのやり方をそのまま海外に持ち込むことになりますので、5S活動も持ち込まれる場面も多いです。海外での現地製造を行うような場合には、当然、5S活動が行われることでしょう。
さて、5Sは英語でどのように表現されているのでしょうか? 調べてみたところ、下記のようでした。
整理 … Sorting
整頓 … Setting-in-Order
清掃 … Shining
清潔 … Standardizing
しつけ … Sustaining the Discipline
整理、整頓、しつけの英語への置き換えは、まあ、そうかなと思いました。
ただ、清掃、清潔については、無理やり、Sが頭文字にくる英単語をなんとか持ってきたという感が出ていて大変興味深いです。言葉も国民性も日本とは異なる海外ではきっと、製造現場は混乱状態に陥りやすいことでしょうから、5S活動は現場を整然と保つ強い味方になっていることと思います。
海外での5Sの取り組みは?
「日本では、5Sが浸透している」
と思っているのは、いわゆる大企業にお勤めの方だけで、実際は、ちょっと、企業規模が小さくなると、経営者がちゃんとしていない限りは、日本といえども、一気に5Sができなくなっていると思っています。
さて、
海外の国々で、5S活動がどうなっているか知る由もないのですが、几帳面と言われる日本ですら、上記なことが予測されますので、海外の国々では、かなり、5S活動はいい加減になっているんだろうなあ、と思います。
以下の資料が参考になるでしょう。
経済学論究第 66 巻第 1 号, アメリカ等における5S活動の現状と展開,福井幸男
JICA ボランティア保健医療隊員のための5S-カイゼン-TQM 手法導入ガイド
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