今回は、よくある危険な場所ということで、工場内にある、ちょっとした段差でつまづいてしまう、ということについてお話をします。
目次
小さい段差だけど、つまづいてしまう→転倒
工場の場内にはいろんな危険が潜んでいますが、その一つに数センチ程度の小さな段差でつまづいてしまうというのがあります。
工場の場内は大変広いので、こんな小さな段差が無数といってもいいぐらいあります。
このような小さい段差ではありますが、つまづいてしまうことがあるのです。
可能な限り、小さい段差をなくすべし!
つまづいて転んで労働災害につながりますので、なるべく、そんな段差はない方がいいのです。
工場じゃなくても、一般の新築の住宅では段差がない、バリアフリー構造というのが、好まれます。高齢者でなくとも、当然、段差はない方がいいわけです。
小さい段差で転倒する危険は高い!
そんな小さな段差ぐらい、いいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、中高年になってくると、歩行時につま先が上がらなくなってきますし、どんな人でも急いでいたりすると、そんな小さい段差につまづいて転んでしまうものです。
つまずいて転ばなかったとしても、ご存じの通りかなりの衝撃が上半身にきて、ダメージを受けます。
提起的に行われていた、職場の安全チェックでは、ごく当たり前にこういった段差があるかどうかを確認していました。
無数にある小さな段差。徐々に対応をすべし。
工場の場内にはそんな段差が無数にあります。
コンクリート床面のつなぎ目、ドア枠下側の出っ張り、床面の配線のモール、劣化してへこんだ道路の路面などなど、です。
危ない目にあった場所の場合は、ヒヤリハットで報告され、修復されることもあります。
私の所属していた課では、強制的にヒヤリハットを提出することになっていましたが、こんな感じで、小さな段差が、いくらでもあるので、ヒヤリハットのネタには困らないほどでした。
一時期は、自分が徹底的に、段差がこんなにあると、指摘し続けてもよかったのですが、工場の安全部へのいやがらせみたいになるので控えめにしていました。
あまりにも箇所が多いので、工場の安全部は、一度、そんな段差に着目して、総点検を行い、一斉に修復すればいいのではと思います。
しかし、いかんせん、修復には費用がかかるので、なかなかできないということなのでしょう。
結局、お金の話になってきます。
今回は、よくある危険な場所ということで、ちょっとした段差、についてお話してみました。