「KYTイラストの事例を調べる」というようなことを言う人がいますし、実際、ネットの検索語でも「KYT イラスト 事例」で調べる人が一定数いるようです。
「事例」という意味は、goo辞書によれば、
1 前例となる事実。
2 具体的な実例。ケース。
とあります。
この定義に基づけば、「KYTイラストの事例」という場合には、実際に起こった災害について、災害が起こる前の状態をイラストに起こして題材として危険予知訓練を行い、予想された危険について、実際に起こった災害と比較して、安全対策について確認する、というようなことになるのでしょう。
これに近いものであれば、「ヒヤリハットの事例」の方が意味が近くなります。実際にグーグルで「KYT イラスト 事例」検索してみると、ヒヤリハットの事例が上位に出てきます。
以下に、ヒヤリハットの事例を掲載したサイトがあります。
広島県HP より
厳密な「KYTイラストの事例を調べる」と思っている人はそこまで考えていなくて、KYT(危険予知訓練)で使えるような題材のイラストのことを「事例」として指していると思います。それをいうなら、
「KYT イラスト 事例」
ではなく、
「KYT イラスト」 または、「KYT イラスト 例」
とでもいうべきです。細かいですが、調べてみました。