工場での夏場の熱中症対策、について話をしています。以下の動画でその詳細を説明しています。
目次
動画の内容
今回は、工場での夏場の熱中症対策についてお話をします。
熱中症に注意!特に夏!
暑い季節になると、従業員が熱中症になって具合が悪くなってくるということが起こってきます。
また、夏でなくても高温の炉のそばで長時間従事するような人も冬場でも熱中症に注意する必要があります。
製造業などの作業員は、夏場の暑い季節になっても、夏になると薄手の作業服を着用するということはありますけども、体を守るために、肌を露出するようなことはありません。
したがって、夏場は作業によって発生した体の熱を放出しにくくなり、熱中症になりやすくなります。
夏の工場はとにかく暑い!
クリーンルームのような年中空調のかかっている場所で従事する場合は、熱中症はほぼ問題ありません。
工場のような大きな空間で冷房のために閉め切ることが難しく、夏の熱い外気が入ってくるような場所は、40℃くらい、あるいはそれ以上の高温になってしまいます。
また、いわゆる作業場という感じの建屋では、太陽で建屋の屋根が熱せられ、天井から熱が放射されてきますので、日陰といえども暑い環境となってしまいます。
熱中症対策とは? まず、水分補給
会社の設備側の対策としては、スポットクーラーを入れる、業務用の扇風機を稼働させる、天井の窓を開け天井のファンを稼働させることで熱気を外に追い出す、ということをするのが通常でしょう。
また、作業者側でできる対策ですが、まずは、水分補給を十分に行うようにします。
各自、水筒、ペットボトルなどの水分をそばにおいておいて、こまめに補給します。会社側は、ウォータークーラーを作業場に設置することがあります。
まず、水だけではなく、塩分を補給するように安全部から指導されます。塩分も同時にとると熱中症防止の効果があるそうです。
塩分としては、塩飴なるものが熱中症対策品として販売されていますので利用できます。
局部冷却対策も有効
最近では、作業員が追加で着装するような装備で、さまざまな熱中症の対策品が販売されていますのでこれも利用することができます。保冷剤を背負うような形のベスト、空調服、ファンや保冷剤のついたヘルメット、首元を冷やすエリマキ状のものなどです。
暑い場所での作業を長時間するような場合には、あらかじめ、熱中症にかかることを想定しておき、さきほど述べたような対策品を活用するとともに、多めの休憩を入れていくようにするべきでしょう。
私自身は熱中症にはなったことがないのですが、熱中症になるとかなり具合が悪くなるようです。
熱中症になりそうになった場合は、会社では、経口補給水 OS1を準備してあって、飲ませるような指導があったのを記憶しています。
今回は、工場での夏場の熱中症対策についてお話してみました。
大塚製薬さんのサイトで、熱中症対策について解説していますので参考にしてください。→ 熱中症からカラダを守ろう (大塚製薬)