工場内移動時に、ノートPCで手がふさがった状態で場内を移動すると危なかった、というお話をしています。KYTイラストでありがちな題材です。以下の動画でその詳細を説明しています。
動画の内容
場内移動時に、ノートPCで手がふさがった状態で場内を移動すると危なかった、というお話をします。要は、歩行時は、なるべく両手がふさがらないようにすべき、という話です。
製造業の作業中という場合だけでなく、もっとありがちな場面でも危険が潜んでいるものです。場内を徒歩で移動しなければならないような場面では、なにか手に持って移動するはずです。その荷物の量やかさが大きい場合には、両手が完全にふさがってしまうので、注意しなければいけません。
よくありがちな状況としては、打ち合わせのために事務所から別の建屋の会議室に移動するのに、ノートPCと電源アダプタと資料のファイルを両手で持って階段を下りて、ドアを開けなければならない、というような場合です。平地の移動であれば問題ないのでしょうが、ドアや階段があると危険度はかなりアップします。両手がふさがった状態でドアを開けるのはかなり難易度が高いです。私の場合、以前の勤務先では、移動したい建屋間の距離が軽く50メートル以上はあって、かなりの長距離を移動する必要があったので、ノートPCやノートなどを入れる、肩にかけられるトートバッグを使うようにしていました。そうすれば、両手が空いて、問題なくドアも開けられますし、安全に階段も上り下りできます。これは、私だけではなく、さすがに他の皆さんもカバンがあった方がいいと思ったのか、場内の移動時にはカバンに荷物を入れて移動していました。
この手の話は効果的な安全対策になってくると思うのですが、安全事務局から特に指導があったり、カバンを支給したりということはありませんでした。
もし、このような経験がある場合は、会社に自分用の移動用カバンを持っておくことはオススメです。
今回は、両手がふさがると、ノートPCで手がふさがった状態で場内を移動すると危なかった、ということについてお話してみました。
厚労省の転倒災害防止のためのチェックシートにも、両手をふさがっていないか、の項目があります。