ドアの出入りは、典型的なKYT、危険予知すべき場所の一つです。
工場など、会社内には建物への出入りのためのドアがいくつもあります。対象者の両手が空いていれば、まず問題ないですが、場内の移動の場合、何か手に持っていて両手がふさがっている、なんてことはよくあります。
今回は、よくある危険な場所ということで、ドアについてお話をします。
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実は危険なドア!
会社の中にはたくさんのドアがあると思いますが、私は、ドアは危険な場所の一つだと認識しています。
ドアを開けたら向こう側にも人がいた、という状況は既に説明しましたが、それ以外にもドア特有の危険があります。
ドア!風の強い日は要注意!はさまれる! 開けにくくなる!
一つは風の強い日のドアの危険性です。私が勤めていた会社は、海のすぐそばの、いわゆる工場地帯の一角でした、海のすぐそば、といいますか、海の上みたいな場所でしたので、天気次第では大変風が強くなりました。
風が強い日の場合、ドアのついている建物の構造によっては、風が吹き抜けるような建物があり、そのような場合には、ドアが風圧で大変開けにくくなる場合がありました。
そして、苦労してドアを開けると、今度は、風圧で、ものすごい勢いで閉まってしまうことになります。
ドアを通ろうとする人が荷物を持っていると、うまく、ドアを開けられず、大変、危険な状態になります。
ドアクローザーが調整されていないドアは危険!
もう一つのケースは、ドアマンがうまく、調整されていない場合です。
異常なドアクローザーのせいで、ドアは開けるときは、とても重たく、さらに、閉まるときには、思いっきり、ドアが閉まってしまうというものです。
ですので、ヘタをすれば手を挟む危険があります。
いずれも場合も、設備の管理がうまくできていない状況ではないかと思います。
自分の管轄の場所にあるドアであれば、修理を手配するのですが、他の部署の場合では、口出しするわけにはいかず、そのままになってしまいます。
そんな場合は、ヒヤリハットを提出するといいかもしれません。
設備管理の重要性を感じます。
まとめ
今回は、よくある危険な場所ということで、ドア、についてお話してみました。ドアクローザーが適正に調整されていない状態で、ずっと使われ続けているなんてことはかなり、ありがちな話です。ヒヤリハットを提出して、危険を社内に周知させることは重要と言えるでしょう。