危険予知(KYT)イラストに関連して、工場内の移動時に行う、安全指差呼称についてお話しています。以下の動画でその詳細を説明しています。
動画の内容
以前、勤務していた会社で行っていた工場の場内を移動する際に安全指差呼称をしていた、というお話をします。
安全指差呼称の導入は、会社体制の変更に伴って、安全対策が強化されてから導入されたものでした。安全指差呼称というと、一般の人が良く知っているのは、電車やバスの運転手が、指差しをしつつ、声を出して安全確認を行うというやつです。心の中で思うだけではなく、実際に声に出して、指差しをすることで確実に行うというものです。それを、工場の場内の移動時に、周りに車両などがいないかの安全確認にも行いなさい、ということになったのです。危険が予想されるような作業をするときではなくて、平常時ともいえる歩行時と自動車で移動する際にやることになったのです。
そのやり方ですが、歩行していて場内の安全歩道や交差点のような場所にさしかかったら、一旦、立ち止まり、右良し、左ヨシと指差しし、確認できたら、横断するというものです。
最初は「えー、なんかはずかしいなあ。ちょっとやりすぎじゃないか?」と思ったものでした。しかし、確かに場内はトラック、フォークリフトなどの車両の移動が激しく、歩行時に車両の接近に気付かないという場面もありがちだったので、いい取り組みと思うようになりました。車両の運転者にとっても歩行者が自分の車両を認識しているかと確認できるので、より安全も高まります。この指差呼称は、従業員の安全意識を高めるものとしてよい取組みだったと思っています。
この指差呼称を続けていると、場内だけでなく、業務時間以外の、普段、道を歩いているときや、道路を自動車で運転しているときにも、指差呼称を自然にしてしまっていることがあり、自分で苦笑している場合がありました。
今回は、指差呼称についてお話してみました。