危険予知(KYT)イラストに関連して、出張で自動車を使用する際に、居眠り運転しそうになったという話です。 以下の動画でその詳細を説明しています。
目次
動画の内容
今回は、会社でありがちな危険な場面ということで、出張時の自動車運転について話してみたいと思います。これは私の経験でのお話です。
自動車を使う状況とは?
よく実験のために、所属している工場から、隣の県にある工場の製造設備を借りた実験をするためによく出張に行っていました。
当初は、私有車での出張は認められておらず、公共交通機関の電車で行っていたのですが、会社(所属の部門)が自動車をリースするようになってからは、電車ではなく、社有車で行くようになりました。自動車は、よくみかけるサクシードとか、プロボックスといったようなバンタイプの車のことです。
電車でも行けますけれど、自動車を使うようになった理由ですが、まずは、時間的なものがあります、自動車の方が電車よりも時間がかからず、短時間で到着できるというのがあります。電車と較べると、自動車の方が1時間以上は早く到着できていたと思います。
また、朝早くからの実験にも電車がなくて行けないということもないですし、実験が遅くなっても帰りの電車の時間を気にする必要もないです。
また、自動車であれば、とても重くて、かさばる、実験に必要な材料や道具、サンプルなどを簡単に運べるのがなによりも便利に運べるのが一番大きな理由になっていたと思います。
会社側も自動車を使ってもらった方が安い
会社側といいますか、予算を管理する部長にとっても、電車よりも自動車の方が費用がかからない、という点でも都合がよかったのだと思います。
例えば、大人数で行けば、一人当たりの交通費は劇的に下がりますし、実験が微妙に遅くまでかかって宿泊しないといけない、というような場合でも、自動車であれば、当日中に帰ってこれてしまうので、費用が削減できるのでした。
この自動車を使う際には、やはり交通事故が一番心配なのですが、当然、自動車には保険がかかっていますので、その点では問題ありませんでした。
自分の居眠りがとても怖かった!!
さて、数えきれないくらいこの車に乗りましたが、幸いにも交通事故にあうことはありませんでしたが、私が危ないなあと思ったのは、自分の居眠り運転を起こしそうになったことでした。
眠たくなるのは大抵、朝なのですが、疲れが残っていたり、朝早かったすると、運転からしばらくすると、眠たくなってくるのでした。なんとか寝まいと目を開けていようと必死なのですが、もうろうとしていて、とても危なかったということが何度かありました。
危うく、ぶつかりそうになったということはなくて幸いでした。眠たくなったら、パーキングエリアのような場所で仮眠をとればいいのですが、移動時間にそこまで余裕を取っておらず、先方の工場にギリギリに到着するのはまずいので、何とか早く到着したいということがあったので、休まずに行ってしまうのです。ちょうどいいところに休憩できる場所がないという場合もあります。
一人で移動の場合は、仮眠を取れなくもないのですが、同乗者があると仮眠は取りにくいものです。
また、同乗者が上司や先輩の場合、運転は部下の自分が運転しないといけないようなことになっていますので、休まずに行く、ということになってしまいます。
後になって「結構、危なかったなあ」ということが何度かあり、業務の安全確保の点で問題があったと思います。会社で業務の安全とか危険予知というと、工場などの場合、事業所内のことばかりが、考慮されるのですが、こういった移動中の安全というのは、ノーマークだったなあと思っています。
どうすればよかったか?
今更ですが、どうしておけばよかったのかを考えてみます。「出張に行かない」という訳にはさすがにいかないので、一人で移動の場合は、やはり、仮眠を取るということが一番なんだと思います。安全を考えれば、移動時間が長くなるのですが、途中のパーキングで30分でも眠る時間を考慮した上で、早めに出発する、というようなことが対策になるのではと思います。
同乗者がいる場合は、運転手を替わってもらえるので、上司や先輩といえども、眠たくなったら運転を変わってもらいますよと宣言しておくのがいいと思いました。
まとめ
私の場合は、幸い、交通事故は起こさなかったのですが、事故を起こすと事故処理に膨大な時間がさかれたりという程度では済まなくて、最悪、重症、死亡なんてこともありえます。トラック運転を普段される場合は、おそらく、居眠り運転対策が会社側で検討されているでしょうか、特に、主業務が自動車運転ではない人の場合は、安全対策が十分でないと思うので、自動車運転の際は、危険予知などの安全対策をしてください。